システムキッチンの吊り戸棚なんてどうせほとんど使わないモノを入れるだけだから必要ない?
そんなことはありません。ほとんど使わないモノやあまり使わないモノは家の中モノの約9割を占めます。ほとんど使わないモノを収納する場所を確保することは非常に重要で、だからこそ吊り戸棚はあったほうが良いのです。
一方で、手の届きにくい位置にある吊り戸棚が使いにくいのもまた事実。そんな吊り戸棚を効率良く使いやすくする収納グッズを紹介しましょう。
吊戸棚の中を使いやすくする収納グッズ
不動技研/吊り戸棚ボックス
吊戸棚用ストッカーには定番と呼べるものがいくつかありますが、もっとも使いやすいのは不動技研の「吊り戸棚ボックス」です。
ポイントは2つ。1つ目はハンドルが前面下側に付いているので、てこの原理で出し入れしやすいこと。もうひとつは、奥側が凹んでいるので、上写真のように手前に傾けたときに、上の棚板などにぶつからずスムーズに下ろしやすいことです。
なお、中身が見やすい半透明のものやスリムタイプもあります。スリコ(3coins)でも色違いが販売されています。
ニトリ/吊戸棚ストッカー Nブラン2
ニトリの「吊戸棚ストッカー Nブラン2」も前述の不動技研のものと同様に、てこの原理で出し入れしやすいことがメリットです。また、丈夫でシッカリしているのも魅力と言えるかもしれません。
オークス/ダウンキャビネット
吊戸棚を使いやすくしたいということで、いわゆる「どんでん収納」を希望される方は少なくありません。
しかし、ぶっちゃけこれはやめておいたほうが良いです。まず、下りてくるゴンドラの大きさが吊戸棚の容積に対してかなり小さくなります(=収納力がない)。しかも、奥行がかなり浅くなってしまうので、入れたかったモノが入りません。さらに、下ろすのに結構な力が必要です。使うのが億劫になります。
トレードワン/セノ・ビー
どんでん収納を買うより、踏み台を使ったほうがコスパが良いです。トレードワンの「セノ・ビー」はサイズバリエーションがいくつかありますが、こちらは畳むと約45mmと省スペースで家具のすき間に収まります。また、重量は2kgに満たないので、持ち運ぶのも楽です。
吊戸棚下を活用できる収納グッズ
山崎実業/戸棚下調味料ラックtower
山崎実業の「戸棚下調味料ラックtower(タワー)」を使えば、調味料ポットの置き場所に困ることがなく、おまけに調理中に調味料に手が届きやすくなります。コンロ横に置くのと違って油跳ねの心配も少ないです。
平安伸銅工業/1段吊り下げキッチン棚
昭和の時代は吊戸棚の下に水切り棚が付いていることが一般的でした。近年はほとんど見かけなくなったものの、やっぱりこれが使いやすいとおっしゃる方は少なくないです。
平安伸銅工業の「1段吊り下げキッチン棚 TK-1」は吊戸棚の底板の手前だけを固定すれば良いので、賃貸住宅でも安心して使うことができます。
レック/吊戸棚 ふきん掛け
布巾を掛ける場所って結構重要です。レックの「吊戸棚 ふきん掛け (3本) K-509」なら調理台のスペースを割くことなく広げて風通しが良い状態をキープできます。クランプ式なので賃貸住宅でも安心して使うことができます。
一昔前ならキッチンに吊戸棚があるのが当たり前でしたが、現在は減っているため、吊戸棚用の収納グッズも少なくなってきています。100円ショップで買えるもののほうが手軽で良いということもあるでしょう。
ともあれ、あまり使わないモノを入れるだけだから100均で十分ということもありません。せっかくの収納スペースですから、必要に応じて投資はしたいものですね。
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