カラーボックスと言えば、手軽な収納家具の代名詞的存在です。価格は1,000円程度からと手頃で、組立てが簡単。縦にも横にも使え、カスタムベースとして様々にアレンジして使うこともできます。
しかし実際のところ、カラーボックスですら組み立てるのが苦手だという方も一定数います。私がクライアント宅にお邪魔してそう言われることも少なくありませんでしたし、ネットショップでも組み立て済みのカラーボックスを用意したらよく売れたという話も聞きます。
ニトリの「Nクリック・ボックス」はそんなユーザーのニーズを拾うことでヒットしました。
ニトリ「Nクリック・ボックス」
ラインナップ
商品名 | サイズ(mm) | 税込価格 |
---|---|---|
レギュラー2段 | 425×298×837 | 2,490円 |
ワイド2段 | 616×298×837 | 3,490円 |
レギュラー3段 | 425×298×1247 | 3,990円 |
ワイド3段 | 616×298×1247 | 4,990円 |
棚板レギュラー | 394×280×15 | 599円 |
棚板ワイド | 585×280×15 | 799円 |
天板レギュラー | 1200×425×18 | 1,990円 |
脚4個入 | 60×60×62 | 999円 |
キャスター4個入 | ||
補強脚 | 47×60×62 | 299円 |
補強キャスター |
カラーバリエーションは本体はホワイトウォッシュとミドルブラウンの2色、脚などはホワイトとブラックの2色です。
スリースパイン技術採用で組み立て簡単
ニトリのNクリックシリーズには、スウェーデンのバーリンゲ・イノベーション社が持つ「スリースパイン」という特許技術が採用されています。そのため、ドライバーを使ってネジで接合するのが苦手な人でも、カチッとハメるだけでOK。とても簡単に組み立てられます。
それだけでなく、ニトリの「カラボ」よりも頑丈でまったくグラつきがありません。ただし、同じNクリックシリーズでも「Nクリック・シェルフ」は背板が少ないためかグラつきます。
ネジを使わないので見た目が美しい
ネジが不要ということは別のメリットももたらします。それはネジが見えないので美しいということです。
加えて、1,000円程度で販売されているカラーボックスよりも質感の良いプリント紙が使われているので、カラーボックス特有の安っぽさがありません。また、背面も化粧されている(=プリント紙を貼っている)ので、見た目がキレイなうえにホコリが付きにくいというメリットもあります。間仕切りとしても使えます。
可動棚なのに縦横自在に使える
最近は可動棚を採用したカラーボックスが普及していますが、横置きでは使えない、もしくは普通にネジで棚板を固定する必要があるものがほとんどです。
「Nクリック・ボックス」は可動棚を採用しているのでモノの大きさに合わせて効率良く収納できるのはもちろん、横置きでも使用可能です。上写真のように棚板をカチッとハメる構造のため、横向きに置いても棚板は固定されているからです。
グリッドシェルフ風でA4ファイルにも対応
「Nクリック・ボックス」は一般的なカラーボックスとちょっと違うサイズになっています。上写真のような位置に棚板をセットすれば、正方形が連なったグリッドシェルフのような感じで見た目がキレイ。それだけでなく、レギュラータイプは縦置き、横置きいずれでも、A4ファイルを収められるサイズです。
ワイドタイプも別売の棚板を組み合わせれば、横置きでもA4ファイルを収納した上の空間を活用することができます。
ちなみに、レギュラータイプの幅や奥行は従来のカラボとほぼ同じなので、「Nインボックス」などのカラーボックス用インナーケースを使うことができます。
別売りの脚などでカスタマイズ可能
あとから追加で発売されたスチール脚やキャスターを取り付てカスタマイズすることもできます。カラーボックスにしては質感が良いので、脚などを取り付ければ「おねだん以上」の見栄えがすること間違いなしでしょう。
なお、横置きで使用する場合は補助脚もしくは補助キャスターが必要です。脚またはキャスター4つに加えて、2段は1つ、3段は2つ取り付ける必要があります。
以上の通り、「Nクリック・ボックス」は組み立てが簡単なだけでなく、見た目が美しく、しかも頑丈。価格はレギュラー3段(3,990円)の場合、ニトリのカラボ3段(1,190円)の3倍以上もするわけですが、その価値は十分あると思います。
従来のカラーボックスは価格が手頃なことが支持されてヒットしましたが、「Nクリック・ボックス」は高級カラーボックスとしてこれからもっと売れていくのではないでしょうか。
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