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2.学習机の選び方(1)


 そろそろ、家具屋さんの店頭に学習机が並び始めましたね。地域にもよるのですが、だいたい11月後半に並び始め、12月上旬に各社のカタログが出揃い、12月中旬から本格的にクリスマス商戦の目玉としてぶつけてきます。そして年が明けると、お年玉セールとして、おじいちゃんおばあちゃんにスポンサーしてもらえる良い機会ですから、学習机商戦のピークを迎えます。これを過ぎると、基本的に売れ筋がハッキリ分かってきますから、売れないモノはディスカウントが始まります。デスクマットがサービスになったり、椅子付きになったり、1万円引きになったり・・・という具合です。そう言うと、「じゃ、1月後半からが狙い目なのね?」と思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください。自分やお子さんに合った机を選ぶには、いろんな傾向と対策があります。まずは、どういった机があるか、見ていきましょう。

<1>学習机の流行


 学習机を扱っているメーカーはたくさんありますが、ここでは無名・零細メーカーは除いて、大手メーカーだけ見ていきますが、大きく分けると、スチールデスクメーカー系と家具メーカー系の2つに分かれます。その違いを説明する前に、学習机の近年の歴史を説明しますね。
 戦後、物の無い時代にはミカン箱で裸電球の灯りの下で勉強をされていた方、ちょうど今おじいちゃんおばあちゃんの世代ですね、こういう時代がありました。そこから、高度経済成長期に入り、物質的にも豊かになってくると、スチールパイプの脚にデコラの天板が付いた机が普及してきました。ちょうど学校で使っていた机のような感じです。さらに時代が進むとそれがさらに進化して、全体のほとんどがスチールで出来た机が普及してきます。高さが変えられる机や椅子が登場したり、今までは別にスタンドライトを使っていたのがブックスタンドに内蔵されるようになったりしてきました。これが学習机の主流ですが、他方でもう一つのルーツがありました。それが家具メーカーです。主流のスチールデスクの脇で、コツコツと大人から子供まで使えるような、学習机というよりも、普通の机を作っていましたが、この10年ほど、少子化が進んだのと、本物を求める消費者が増えたために、この家具メーカーの作る机に人気が集まりだしたのです。そうなってくると、競争の激しいスチールデスクメーカーとしても、単価の高い木製学習机市場を放って置くワケには行きません。ドンドン木製学習机を売り出していきました。結果、消費者の多くが子供のために木製学習机を選ぶようになったため、スチール学習机はほとんど無くなり、家具メーカーも、もともとスチールデスクを作っていたメーカーも、木製学習机を出すようになったのです。
 そんなこんなで今の家具メーカー系と、スチールデスクメーカー系の2つに分かれて市場を奪い合う構図が出来上がったのですが、所詮スチールデスクを作っていたメーカーは、長年、木を扱っている家具メーカーほど木のことを知っていませんし、高級感という点で勝てるはずがありません。そこで、近年はスチールデスクメーカーは原点に戻って、木とスチールの両方をうまく使ったハイブリッドタイプを出したり、白やビビッドカラーを使ったカジュアルなデザインの物をラインナップに加えたりしています。

<2>メーカー


 大きく分けてスチールデスクメーカー系と家具メーカー系とに分かれる業界構造ですが、いったいどういうメーカーがあって、それぞれどういう特徴があるのか、以下の表にまとめてみました。

メーカー 特 徴 価格 品質 見栄
スチール系 コイズミ
(小泉産業)
おそらく市場シェアNo.1。なぜなら、ポケモンがメインキャラクターだから。他にラブベリ、ムシキング、ドラゴンボールなどのキャラクターが人気を支えている。機能は割りとイロイロ。 B B B
イトーキ
クレビオ
個人的にはスチールデスクメーカーの中では一番まともな作りのような気がする。キャラクターはロックマン、シルバニアファミリー、トミカ、世界の鉄道など、割りと地味。 B B B
オカムラ
(岡村製作所)
天板の奥行を15cm伸ばせる「のびデカデスク」で有名。キャラクターは、今年はどうなっているのか不明。 B B B
くろがね
工作所
キャラクターはキティーちゃん、マリオ、コロコロクリリンなど。個人的にはあまり個性は感じない。 B B B
家具系 浜本工芸 皇室に献上したということで家具メーカーの中では一躍トップブランドに。近年のナラ材デスクの流行を作ったとも言える。 A A A-
小島工芸 主に関東の百貨店でのみ販路を持つ書斎家具専門メーカー。ライティングデスクのラインナップも多い。 B B B-
ヒカリ
(光家具)
国産家具メーカーの廉価版(中国製)のような商品を作ってシェアを広げる。今年からダサイ(死語?)エンブレムが消えた。 B B B-
カリモク 家具メーカーの最大手。マネモクと呼ばれるほど、売れ筋をまねるのがうまく、ソツの無い作りとデザイン。独自性も十分発揮。 A A A
マルニ 大手家具メーカーの一つ。健康をキーワードにしているが、他社との違いは別に無い。浜本工芸の製品を真似たものが多い。 A A A-
コスガ インテリア性の高い大手家具メーカー。インテリ層にファンが多い。機能的にもインテリ受けしやすいものが多い。 A A A
飛騨産業 キツツキマークでお馴染みの高級総合家具メーカー。学習机は2006年度(?)からのため、機能的には後れを取るが、デザインは悪くない。 A A A
堀田木工 学習机は後発ながら、非常によく研究して独自性もある。アルダー材のオイル仕上げのラインナップのみ。 B A B
オクモト
(奥本木工所)
木質系家具メーカーともスチールデスクメーカーとも言い切りにくい。毎年ほとんど変わらない。 B B B-


*価格・品質はAランクが最も上。
*価格・品質は独断と偏見で判断。
*価格・品質は各社シリーズによって異なるが、主力と思われる商品で判断。
*コクヨは数年前に家庭用学習机市場から事実上撤退。
*チトセはアイリスオーヤマの支援を受けてアイリスチトセとなるが学習机からは撤退。

 かなり独断と偏見で判断していますが、だいたいこんな具合です。本当はこのページから各社オフィシャルページにに直リンクをしたいところですが、こんなデタラメな評価をしたらリンクをお願いするわけにもいかないので・・・詳しくはご自分で検索してくださいf(^_^;)

 以上、どんな系統でどういうメーカーがあるのか見ていきました。次は、どういうものを選べばいいのか、いつ買えばいいのかなどについてお話していきます。 →「学習机の選び方(2)」

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