本棚って値段によってピンキリですが、幅900×高さ1800mmくらいのオープンタイプ(扉なし)で1万円弱~6万円くらい。一番違うのはやはり棚板などの頑丈さです。
通常、特に何も書いていなければ棚板はフラッシュ合板という中空構造のもの。頑丈なものは通称「ベタ芯」と呼ばれる芯の詰まった棚板で結構重くて頑丈になります。また、最近はLVLという積層合板を仕込んだ構造のものや、スチール製の棒などを仕込んだハイブリッドタイプもあります。ただ、どういう構造かということよりも実際にどれくらいの耐荷重があるか、確認したうえで購入するのが良いでしょう。
本棚(オープンタイプ)
大洋/エースラック
大洋の「エースラック(カラーラックオーダー)」は幅15~90cmまで幅1cm単位でオーダーできるだけでなく、高さ10タイプ、奥行5タイプ、カラーは12色から選べます。しかも、タフ仕様は棚板耐荷重30kg!裏板配線穴開け加工など各種オプション加工もできます。組立品。
既製サイズで価格を抑えることも可能です。
ディノス/頑丈棚板がっちり本棚
ディノスの「頑丈棚板がっちり本棚」の棚板は積層合板を用いたLVLを採用し、耐荷重20kgを実現。幅4サイズ、高さ2サイズ、カラー3色から選ぶことができます。デザインはシンプルなのにシッカリしているのが魅力的ですね。組立品。
ディノス/脚元安定1cmピッチ棚板頑丈薄型書棚 突っ張りタイプ
ディノスの「脚元安定1cmピッチ棚板頑丈薄型書棚 突っ張りタイプ」は下段の奥行を深くするとともに天井つっぱり式にすることで安定感を高め、さらに収納量や使い勝手の面でもメリットを得ています。また、棚板の高さを1cmピッチで調節できるのでスペースに無駄がありません。
ベルメゾン/収納量にこだわった頑丈本棚
ベルメゾンの「収納量にこだわった頑丈本棚」は構造は不明なものの、棚板1枚あたり30kgと頑丈です。しかも国産。それでいて、小島工芸の「アコード」の半値程度で済みます。アコードは完成品、こちらは組立式ですが、その点をいとわなければコスパは悪くないと思います。
無印良品/スタッキングシェルフ
無印良品の「スタッキングシェルフ」は正方形のマス目が揃ったデザイン性だけが売りではありません。棚板の中にスチール製の棒が仕込まれており、棚板1枚あたり20kgの耐荷重を実現しています。
表面にプリント紙を使った本棚が多い中、こちらはオークまたはウォルナットの突板を使用しているという点も魅力でしょう。
オークス/段違いコミックストッカー
オークスの「段違いコミックストッカーCMS1190D」は、側板は化粧合板、棚板がスチールのハイブリッド書棚です。コミックを前後2列に段違いで最大1千冊以上も収納可能です。サイズ違いもあります。組立品。
東洋事務器工業/クールラック
最近あまり見かけなくなったスチール書棚。耐久性が高い割りに値段は手頃だし、組み立てカンタンです。東洋事務器工業の「クールラック」は可動式のブックエンドも付いているので本の収納にはピッタリ。多少左右に歪むのはご愛嬌。組立品。
北島/突っぱりラックCBV
スチールラックでお馴染みの北島「突っぱりラックCBV」は突っ張り式なので天井いっぱいまで本を収納することができます。ただし、やや不安定な構造なので、これを使って壁面全体を本棚にしてしまうイメージで使うのが良いかもしれません。組立品。
ドウシシャ/ ルミナス フィール
本をたくさん収納しつつキャスターで移動できるようにしたいと思ったら、ドウシシャの「 ルミナス フィール」シリーズが良いでしょう。仕切りやサポート柵が付いているので本が倒れる心配もありません。また、棚板のワイヤーは前後方向の張りのため、本が隙間から落下することもないです。組立品。
天井つっぱり式もあります。
以上、扉がないオープンタイプの本棚を9つピックアップしました。
近年はデジタル化が進み、本を持たない人が増えたため、本棚への注目度は下がってきています。しかしながら、だからこそ本を大切にしたいという人も少なくなく、本棚の選択肢はまだまだ衰えていないと感じます。
サイズや色合いも大切ですが、耐荷重に注意して最適なものを選ぶようにしましょう。
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