アイリスHGチェストみたいに前板が外れない!天馬「フィッツプラス」

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ポリプロピレン製の引出式衣装ケースを購入するとき、1段タイプと多段タイプのどちらが良いかと聞かれることがあります。

押入れ用を除いては多段タイプは奥行40~45cm程度のものが多いです。また、多段タイプは幅が広いものが多くラインナップされています。なので、リビングや寝室など室内に置く場合は多段タイプのほうが使いやすいことが多いでしょう。反対に、クローゼットの中では洋服の丈に合わせて配置を変えやすい1段タイプのほうが適していると思います。

では、ポリプロピレン製の多段タイプのチェストのオススメはと言うと、これがひとつしか存在しません。天馬の「フィッツプラス」シリーズです。

※価格および仕様は2023年10月31日現在に更新済み

 

天馬・フィッツプラス

サイズラインナップ

幅35cm 幅55cm 幅65cm 幅75cm
3段(66cm) F3503
13,800円
F5503
14,800円
F6503
16,800円
F7503
17,800円
3段深型(85cm) F6533D
19,800円
4段(85cm) F3504
14,800円
F5504
16,800円
F6504
17,800円
F7504
18,800円
4段深型(105cm) F6534D
21,800円
5段(105cm) F3505
16,800円
F5505
17,800円
F6505
19,800円
F7505
21,800円
6段(125cm) F6506
24,800円
7段(144cm) F3507
21,800円
F5507
24,800円
F6507
27,800円
F7507
28,800円

※奥行はすべて41cm、価格はすべてテンマフィッツワールドの場合

フィッツプラスは幅4サイズ、高さ7サイズのバリエーションがあります。引出しが深い3段タイプと4段タイプおよび6段タイプは幅65cmタイプのみに用意されています。天板のカラーバリエーションはメープルのみです。

そのほか、天板のコストを抑えたお手頃価格の「フィッツプラス イージー」、籐チェストのようなデザインの「フィッツプラス メッシュ」、鏡面加工を施した「フィッツプラス プレミアム」などがありますが、基本的には色やデザインが違うだけです。

引出しロック付き&前板が外れない!

フィッツプラスの最大の特徴は引出し前板にあります。まず、引出しロック付きなので、地震で引出しが飛び出したり、それによってバランスを崩して転倒する心配を減らすことができます。また、幼児が勝手に引出しを開けて洋服を片っ端から出してしまう可能性を少なくしてくれます。

さらに、引出しロックのハンドルで力が分散されるからでしょうか、アイリスオーヤマの「ウッドトップHGチェスト」のように前板が簡単に外れてしまうことがありません。HGチェストは価格が安いのが魅力ですが、私の自宅でもクライアント宅でももれなく外れてしまっているのでダメです。

サイドローラー内蔵で開閉がスムーズ

また、サイドローラー内蔵で引出しの開閉がスムーズです。地味なことですが、ストレスなく洋服を出し入れするにはこれがもっとも大事。この点で天馬を上回るメーカーは今のところ存在しません。

側板&背板があるからホコリが積もらない

一般的にポリプロピレン製の多段チェストはフレーム構造になっているものが多いです。フレーム構造は材料コストを抑えられるので価格を安くできるというメリットがある半面、どうしてもホコリが積もりやすくなってしまいますし、引出しの中にもホコリが入りやすくなります。

なお、フィッツプラスのように箱状だと引出しの追加ができないというデメリットはあります。フレーム構造なら1段追加するということも可能ですが、現在はアイリスオーヤマではその方法を推奨している様子はうかがえません。

キャスターの取り付けが可能で移動が楽

あと、地味に便利なのは別売の「フィッツ 差込式キャスター40」を取り付けられるということ。キャスターを取り付ければ掃除や模様替えのときに移動が楽です。ストッパーを掛けておけば、地震の際や不注意で意図せず動いてしまうこともありません。

アイリスオーヤマのHGチェストも以前はキャスター付きだったのですが、転倒事故を起こしてしまったためにキャスターの取り付けができなくなったと言われています。他社製品でもストッパー付きのキャスターを取り付けできるものは少なく、やはり天馬は安全性を第一に考えるメーカーだと思います。

 

以上の通り、天馬のフィッツプラスはサイズバリエーションが豊富なところが魅力です。ポリプロピレン製チェストにしては高価ですが、引出しロックが付いている木製チェストなんてほとんどありませんから、冷静に考えればフィッツプラスのほうが合理的です。

また、引出しの開閉もスムーズで金属製スライドレールのように変形することがなく、グリスアップの必要性もありません。高級婚礼箪笥には敵いませんけど、下手な整理タンスよりは良くできています。

木製タンスよりも軽くて移動が楽で、キャスターの取り付けも可能というのもメリットです。地震などで倒れてきても、木製タンスに比べれば遥かに安全だと言えるでしょう。

やっぱり天馬。ポリプロピレン製チェストを作らせたら天馬の右に出る者はいません。

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