4.商品レビュー(1)キッチンサイドカウンター

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※この記事は2004年当時のものです。今回紹介する商品の類似品は現在もありますが、同じ品番のものは廃番となっています。

ニッセンのキッチンサイドカウンター

今回は、システムキッチンの作業台を延長するのに、ニッセンのキッチンサイドカウンターを取り寄せてみました。

これを選んだ理由は、まず奥行が55cmもあり、システムキッチンの横に並べるのにちょうど良いこと、それから、高さが80cmと85cmから選べる仕組みになっているんですが、システムキッチンが高さ80cmでちょうど良いのと、天板がステンレスでお手入れが楽なためです。アイボリー色とライトブラウン色から選べるので、食器棚に合わせて、アイボリー色、サイズは幅25cm~65cmの5タイプある中から、幅55cmのものを選びました。組立式ですが、値段が手頃(\16,900+送料\1,500税込)だったのも選んだ理由の一つですね。

発注~納品

外箱 フタを開けると・・・・

11/30の夕方に発注して、12/5に届きました。通常は約10日間ほどかかるそうですが、早いときは結構早いものですね。

で、届いてみると、「お、重い~(>_<)」。あとで調べたら、確かにホームページに「21~42kg」(サイズにより異なる)と書いてました。

2004/12/6 23:20 開梱作業開始!

取扱説明書 化粧板の剥がれ 部品勢揃い

早速、中を開けると、まず説明書に、組み立て前に中身を確認するように書いてある。ちょっと見ると、化粧板の一部が、はがれていました。もちろん、交換は出来るんですが、こういう梱包の仕方だと、何度交換してもキズ物が届く可能性が高いので、「タイ製だし、仕方ないかぁ」とあきらめました。幸い(?)、引出の底板部分だったので、外見上は何ら問題ないので、気にしないようにしました。

でも、部品の数が多過ぎて、しかも、どれがどれだか分からない!「まぁ、ここはニッセンを信用してみるか」ということで、まず中身を全部出してみると・・・・・

2畳用のカーペットいっぱいに広げても、部品を重ねないといけないほどの多さ!しかも、部品1つ1つの重いこと・・・。とりあえず、他に重大な部品の破損などはなさそうなので、早速組み立て始めることに。

23:40 組み立て開始!

部品には全て番号が・・・・

まずは、スライドテーブルの組み立てから。説明書を見ると、部品に番号が振ってある。最初は意味が良く分からなかったが、よく見ると、ネジなどの袋には番号札が入っていて、必要な部品が分かりやすい。パーティクルボードの部材も、よく見ると、外から見えない位置に番号が書いてあって、これまた分かりやすいことに気づいた。

まず、前板に取っ手と固定用のビスを取り付け、そこにスライド棚板(テーブル)を取り付け、最後にスライドレールを取り付けて、スライドテーブルの完成!

まるで押収した証拠のよう・・・・ スライドテーブル

23:55 最下段大引出の組み立て

接着剤を溢れるほど・・・・

今度は、面倒臭い引出の組み立て。つくづく、「こんなもの、よく組立式で売るよな~」と変な感心をしてしまう。そう言えば、以前勤めていた家具メーカーでも、引出だけは外注に回していたっけ。それだけ面倒な作業なのだ。

先ほど作ったスライドテーブル同様に前板を組み、横の枠を取り付け、底板をはめ込む。組立式の引出の前板は、特に外れやすいので、付属の木工用ボンドを流し込むときには、穴が埋まるくらい、たっぷりとボンドを流し込むこと。はみ出したら、すぐにティッシュで拭けば良いだけなので。

おっと!これには底板の下に補強桟まで付いているのか!組立式とは言え、意外と強度はシッカリしてそうだ。

そんなこんなで大引出の完成。前板の大きさほど、深さは無いようだが・・・

底板裏には補強桟が・・・・ 深引出完成

00:20 引出3杯の組み立て

引出3杯完成

引き続いて、真ん中3段分の引出を組み立てる。「こんな夜中に何をやっているんだろうか・・・?」などと思いながら・・・。

組み立ての手順は、先ほどの大引出と全く同じ。ネジなどの部品が3つ分まとめて1つの袋に入っているので、引出1つずつを完成させていくより、前板を3つ組み立ててから、それぞれの引出を完成させていくのが無難かも。

引出3杯を作り終えた時点で、付属のボンドが無くなった。残念!

本体組立中 天板をセット! 底にはキャスター

00:45 本体の組み立て

一連の作業の中で、この作業が一番大変だった。というのも、1枚1枚の板が、異常に重いから。

まず片方の側板(レール付き)に、パーティクルボードの部材3本と底板を取り付ける。高さ80cmと85cmが選べるようになっているが、この底板を取り付ける時点で高さが決まってしまうことには驚いた。あとで変更は出来ない。

バックボード、反対側の側板を取り付け、コンセントも付けてから、最後に天板を載せる。またこの天板がなかなかピッタリはまらなくて、結局ゴムハンマーで叩いて押し込んだ。

最後に、キャスターを取り付ける。高さ80cmだと、ちょうどキャスターが隠れるので、良いかも。下の端近くにある穴の位置が、高さ85cmの場合の底板の取り付け位置。

奥にはすき間が・・・・ 

今度は、完成した本体に、先ほど作ったスライドレールと引出をはめ込んでいく。金属製のレールが付いているスライドレールと大引出はなかなかはまらなくてちょっと苦労するが、それ以外は問題の無い作業。

でも、せっかく奥行55cmもあるのに、引き出しそのものの奥行があまり無く、奥に10cm以上隙間が出来るのにはちょっとガッカリした。

01:10 完成!

正面図 側面図

そんなこんなで多少四苦八苦しながらも、ようやく完成。写真を撮ったりしたので、多少時間は多めに掛かったが、ニッセンのホームページに書いてあった通り、ほぼ120分で完成。普通の人でも、120分で組み立てられるんじゃないかな?

ホームページには書かれていなかったですけど、間の3段の引出には、プラスチックのレールが付いているので、結構スムーズに開閉できます。また、A3用紙がゆったりと入る大きさですので、使い勝手も良いですね。

作り終えて・・・

工具一式 

作業を終えて、「やっぱり組立式家具はねぇ・・・」という不満もあったが、組立式家具ならではの安さを考えると、結構オススメかも(完成品だと5万円くらいはすると思う)。

組み立て自体は難しくは無いが、重いのと、やや分かりにくいのが難点。慣れていない人にはちょっと難しいかも。あと、電動ドライバーがあったほうが、特に力の無い人は組み立てやすいと思いましたね。室内で使うなら、写真のようなコンセント式のものが軽くてオススメ(充電式は重いし、充電するのが面倒なので)。ホームセンターで5,000~10,000円くらいで売っています。ほか、カッターナイフとゴムハンマー、木工用ボンドがあれば十分。

 

  • 組立難易度:★★★★★(組立家具の中ではかなり難しい)
  • 商品満足度:★★★★☆(結構満足)

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